イラストレーターで制作したデータをブログやホームページなどのウェブ用素材に作成する方法です。
イラストレーターでは保存形式を変えることで、ウェブ用の素材データを簡単に作成し保存することができます。
イラストレーターの環境設定を変更
印刷商品と違いウェブ用の素材データを制作する際には、イラストレーターソフト内の環境設定を一部変更する必要があります。
サイズの単位はピクセル(pixel)に設定する
印刷商品はミリメートル(mm)やセンチメートル(cm)の単位でサイズを考えますが、ブログやホームページを制作する場合はピクセル(pixel)という単位でサイズを設定します。
サイズ単位の設定はイラストレーター内の環境設定で変更することができます。
①メニューバーの「編集」→「環境設定」から「単位・取り消し」をクリックします。
②環境設定画面の単位をピクセルに変更し「OK」をクリックします。
これでイラストレーター内で表示されるサイズ単位がピクセルに変更されます。
保存前にカラーモードはRGBカラーに変更する
ウェブ用素材のデータを制作中はあまりカラーモードを意識しなくても大丈夫かと思いますが、保存する前にはカラーモードをRGBカラーに置き換えて表示されている素材のカラーを確認した方が良いかと思います。
特に素材データのカラー設定にこだわりがある場合は確認をした方が無難です。
①制作したデータ内の素材データをすべて選択します。
②カラーパネルの矢印をクリックし「RGB」をクリックします。
これで選択した素材データのカラーがRGBカラーに変換されます。
素材データを制作する前にカラーをRGBカラーに変換しても問題はありません。
カラー設定の使いやすい方で制作してください。
ウェブ用素材への保存方法
イラストレーターで制作したウェブ用の素材データを画像形式に保存する方法です。
イラストレーター内で保存設定を行うことができますが、制作データのドキュメントとは別の新規ドキュメントが必要となります。
①保存したい制作データを選択後、メニューバーの「編集」から「コピー」をクリックします。
②別に作成した新規ドキュメントでメニューバーの「編集」から「ペースト」をクリックし、コピーした制作データをペーストします。
制作データ内で保存処理を行うとデータ内の全てのデータを一つのデータと認識してしまうので、必ず別の新規ドキュメントへペーストし保存処理を行ってください。
③メニューバーの「ファイル」から「Web用に保存」をクリックします。
④保存する制作データのプレビュー画面で画像形式や詳細を設定し「保存」をクリックします。
⑤保存画面でデータの保存先とファイル名を設定し「OK」をクリックします。
設定した保存先に素材データのファイルが保存できていれば素材データの保存は完了です。
まとめ
イラストレーターでウェブ用の素材データを制作するには、環境を整える必要がありますが制作から保存までの過程がスムーズです。
ブログやホームページの素材データをまとめて制作できるメリットもあるので、素材データを制作する際にぜひ活用してみてください。
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