イラストレーターでデータを制作する時に、カラーのベタ塗りでK100%でのカラー設定をする場合、K100%よりも濃いリッチブラックを設定する方法があります。
カラーモードのCMYKカラーは色を混ぜるほど黒くなりますが、リッチブラックもその手法で設定することができます。
普段のデータ制作ではあまり使用頻度はないですが、黒を際立たせたり強調させたい場合に効果的です。
リッチブラックの設定方法
リッチブラックの設定はイラストレーターのカラー機能で設定することができます。
カラーパネルのCMYKそれぞれの数値を変更することでリッチブラックカラーを設定することができます。色の濃さは入力する数値によって異なります。
リッチブラックの注意点
リッチブラック設定の注意点としまして、ネットプリントや印刷会社にデータを入稿する際に数値(濃度)の高い設定をしてしまうと、印刷を受け付けてくれない場合があります。
リッチブラックを設定する際にカラーパネルに数値を入力しますが、数値(濃度)が高すぎると、印刷の際にインクが濃すぎて裏うつりをおこしたりインクが乾きにくい原因になるからです。
各ネットプリントではリッチブラックに対する数値(濃度)をそれぞれ設定していますが、おおよそC50%・M40%・Y30%・K100%程度であれば受け付けてもらえるかと思います。
まとめ
リッチブラックはK100%と違い黒がきれいに強調されるカラー設定ですが、印刷用にデータを制作する場合は数値の設定に注意して入稿するようにしてください。
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